建物を建てる時に外観をおしゃれにしたいと思われる方は多いと思います。
そんなことを考えてる方に紹介したいのが今回の製品です。
SOLIDO
SOLIDOとはKMEWから販売されている窯業系スレート板です。
KMEWとは㈱クボタと松下電工㈱が50%ずつ出資している建材メーカーです。天下のパナソニックの外装用建材部門みたいな感じになると思います。
スレート板とは高温高圧の蒸気によってセメントを固めたものです。
カラーベストとかコロニアルと呼ばれたりもしています。日本の屋根に多く使われている材料です。
通常のスレートは表面を塗装しており柄や色むら等を極力少なくした製品となっています。
性能の差が少なく意匠的にも安定した製品なのですが、ゆえに画一的な表情になりやすいのです。
しかし、SOLIDOは
このようなタイトルやマテリアルコンセプトにもあるように一枚とて同じものがない素材となっています。
あえて1枚1枚のむらや白華(エフロレッセンス)をあえて抑制せずに発生することをよしとしている材料です。これにより自然な状態の変化が楽しめたり、時間とともに様相が変化するわびさびを感じることができる材料です。
単純に黒い材料ではなく、エフロの白や、自然な光の反射による表情がかっこよく非常にかっこいい製品であると思います。
ただ、窯業系サイディングとかに比べると施工手間が数倍かかってしまうので面積単価は高くなってくるのがネックです。
また、以下のように
SOLIDOの下地板(構造用合板等)を張らないといけないので大工さんの手間と材料費も余計にかかってきます。
しかし、それでも使ってみたくなる材料であると思います。
(決してKMEW、パナソニック、クボタさんのまわしものではありませんよ)
このような感じになりました。
外壁に悩まれている方は検討してみてはいかがでしょうか。
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